完璧な計画を求めるな

完璧を目指すな

「素晴らしい計画は不要だ。計画は5%、実行が95%だ。」と言ったのは、カルロス・ゴーンです。

名経営者(=名マネージャー)がこのように言っているということから、計画に完璧を求めるよりも、ある程度のレベルで計画を終わらせて実行に移すことが得策です。

さらに、実行中は、未完成な計画を常に修正し続けることが必要です。

素晴らしい計画ではないので、計画に修正が必要になるのは当然です。

都度計画を上書きして、成功に導くことを示唆しているだと思います。

また、京セラ名誉会長の稲森和夫さんは、「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。」と言ってます。

こちらは、一見するとカルロス・ゴーンさんとは逆のことを言っているように思えますが、そうではないと思います。

「悲観的に計画し」の部分は、緻密に計画するとか、起こりうるすべての問題想定して対応策を計画に織り込むと解釈されていますが、そんなことは凡人の私たちには到底無理です。

では、どうするか

悲観的に計画するのです。

つまり、もしかしたら計画通りにいかないかもしれない、何かが起こるかもしれない、緻密な計画になっていないかもしれない、と悲観的になるということです。

悲観的になったら、かもしれないが現実になった場合に備えて、その対策を計画に折り込みます。

対策と言っても、具体的な対策が見えていませんので、時間的な余裕や予備費の確保、人的資源の確保などの枠で計画するということです。

いざ問題が起こったときは、最終的に時間が必要になりますので、最低限の対策としては、余裕時間をあらかじめ確保しておくということになります。

そして、その余裕時間は、本当に必要な場合だけ使うことを徹底します。

余裕時間は、虎の子のように扱う

余裕時間は、分散して配置するのではなく、できる限りまとめて配置します。

つまり、WBSを作成する際に、各タスクごとに余裕時間を割り振るのではなく、工程の切れ目や、クリティカルパスの作業タスクに、割り当てます。

そして、その余裕時間を使う際のハードルを高く設定しておきます。

例えば、「余裕時間を使う場合は、PMの承認を得ること」などのルールを作ります。

このように、虎の子のように余裕時間を使えば、プロジェクトマネージャーは、余裕時間の残りだけ管理していれば進捗が正確に判断できるようになります。

進捗遅れの原因を排除する

進捗が遅れる原因の一つに、「夏休み症候群」があります。

学校の夏休みの宿題を夏休みが終わるまで手を付けずに、直線になってから必死に宿題を片付けることです。

例えば、Aという作業に、2.5人日の作業時間を要すると見積りした場合、余裕時間を付加して、3.0日でスケジュールすると、3.0日で終わるように作業するということです。

この場合、2.5人日分の作業を3.0人日で実施することになり、余裕時間は消えてなくなってしまいました。

このような状況を排除するために、2.5人日の作業は、2.5人日でスケジュールして、工程の最後に、まとめて余裕時間を設定します。

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