チームは、5つの段階で進化する

2015/10/02   人的資源マネジメント

以前に、組織のライフサイクル理論のことを書きましたが、今回は、タックマンモデルをご紹介します。

タックマンモデルとは

心理学者のB.W.タックマンの理論で、チーム(組織)は5つのステージで進化するというものです。

結成されたチームは、最初から100%の力が発揮できるわけではなく、次の5つのステージで進化(成長)します。

1 形成・結成 フォーミング(Forming)
2 混乱・激動 ストーミング(Storming)
3 統一・規範形成 ノーミング(Norming)
4 機能・成就 パフォーミング(Performing)
5 解散・散会 アジョイニング(Adjourning)

形成・結成期(Forming)

チームの結成初期の白紙に近い段階。

【特徴】

  • 期待感が高い(ことが多い)
  • 目的の理解しようとする
  • 好奇心が強い、学習意欲がある
  • メンバーのまとまりがない
  • メンバーの質に差ががあることがる
  • 遠慮しがち

混乱・激動(Storming)

最初に良そうしなかった問題やメンバーの課題が出て混乱する段階。 組織のあり方や目標などをめくって意見の対立などが生じる。

【特徴】

  • 自己主張の強いメンバーが自分の意見や感情を強く出す
  • 内気なメンバーは躊躇したり、もしくは、問題にかかわらないようにする
  • メンバーに対する偏見が強まることが多い
  • チーム全体でモチベーションが下がる

統一・規範形成(Norming)

メンバー間の信頼関係ができ、ルールややり方に合意していく段階。 役割分や協調性が生まれ、チームとして安定する。

【特徴】

  • 業務遂行方法、ツール、チームの価値観、行動原則、ルールなどに合意する
  • メンバーは、自分の行動を他のメンバーに合わせて修正する
  • 信頼関係が高まり、チームの課題を協力して解決するようになる
  • 能力と共に、モチベーションが高まる

機能・成就(Performing)

メンバーが協働して高い成果をあげるようになる段階。 チームが成熟して、十分に機能している状態。

  • チームが一致団結して機能する
  • メンバー個々が能力を発揮し、パフォーマンスとモチベーションが高い
  • 指示されてなくても自ら意思決定し、率先して行動する
  • チーム全体で高い信頼関係ができ、相互依存で相乗効果を発揮する

解散・散会(Adjourning)

プロジェクトが終了し、チーム関係が集結する段階。 この段階では、メンバーそれぞれの思いや、目標、やりたいことにズレが出る。

  • さらに上を目指そうとするメンバーが現れる
  • 退職や異動を考えるメンバーが出る
  • 今後のことに不安になるメンバーが出る

この理論を知るまでは、何度もプロジェクトを経験しているのに、最初からチームのパフォーマンスを100%発揮できるようにならないのか、自責の念に駆られていたのですが、この理論を知ってから、チームビルディングがうまくできるようになりました。

チームの結成後に、いかに早く「Storming」の状態を起こして(わざと仕向けて)、「Norming」の状態に持っていくかを考えながらマネジメントしています。

具体的には、最初にちっと無理な目標をあえて掲げて、チームに考えさせたり、詳しく理由を伝えずに、ダメ出ししたりします。

するとチームは混乱しますので、しばらくして、チームリーダをコーチングでフォローします。

チームリーダは、PMの後ろ盾を得て、徐々に、チームメンバーの信頼を獲得し、チームはまとめっていきます。

特に、若いチームリーダがいるときには、効果絶大ですね。

0 件のコメント :

コメントを投稿