積み上げ型で作成したWBSの落とし穴

以前の漏れのないスケジュール作成法でWBSの作り方を解説しましたが、このような上位目標から詳細化する作成法ではなく、詳細作業をフラットに洗い出していく、積み上げ型でWBSを作成した場合、作業の実行順序を上から順番に実行してしまいがちです。

これは本当によくあることですが、リスト形式にWBSを作成すると、人間の心理なのでしょうか、上から順番になるようにスケジュールを作成してしまうのです。

するとどんなことが起こるかというと、ダラダラと作業を続けてしまい、進捗状況や今後の見通しがわからなくなってしまいます。

例えば、要件定義にて、現行業務フローを作成するタスクがあったとします。

そこで、次のようなWBSを作成しました。

  1. 関連する資料を集める
  2. ユーザへインタビューする
  3. 業務フローを作成する

一見、問題ないように思いますが、この場合、
 資料収集 → インタビュー → 業務フロー作成 を業務の数の分繰り返すことになります。

すると、いま現在、全体のどのくらいが終了したのか、あとどのくらい残っているのかがわかりづらくなってしまいます。

このように、計画時点では、全体のボリュームがわからない場合、まずは、全体のボリュームを把握することが先決で、全体のボリュームがわかった時点で、再度、以降の計画を見直すというWBSを作成します。

PMBOKでも段階的詳細化と言ってます。

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