コストマネジメント
経験曲線効果とは、生産量を2倍にするとコストが20%~30%低減するという経験則です。 一般には、工業製品などの大量生産される製品についてこの経験曲線効果が発揮されると言われています。 システム開発のプロジェクトにおいても、この経験曲線効果を発揮することができます。 み...
以前の記事で、 精度の高いコスト見積りは、経験をもとにすること を書きましたが、PMBOKによると、プロジェクトの立ち上げ当初の見積り誤差は、±50%であるとされています。 また、この見積りを超概算見積り(ROM:Rought Order of Magnitude)と呼びま...
品質マネジメント
以前の記事で、 「ねらいの品質」と「結果の品質」 について書きましたが、プロジェクトにおける設計品質を上げるには、レビューの品質をあげるしかありません。 設計するSEの能力がとても高く、レビューがなくても最初から高い品質の設計ができれば言うことありませんが、そんな高スキルを...
プロジェクトコストの見積もりが正確にできるのであれば、そのプロジェクトはほぼ間違いなく成功します。 ある調査によると、見積もりが正しければ、プロジェクトの成功確率は80%だそうです。 ですが、プロジェクトは不確定要素が必ずありますので、正確な見積もりなんてできるわけがない...
調達マネジメント
プロジェクトを立ち上げ、リソースを調達する際に、RFP(提案依頼書)で、SIerを比較します。 複数の評価項目に、採点基準を準備し、各社の提案を数字で点数化して、合計点などで比較することが多いと思います。 公平に、あるいは、客観的に判断して、関係者の誰もが納得する方法と言...
人的資源マネジメント
今朝、ラグビー日本代表のW杯2015イングランド大会が終了しました。 歴史的快挙と報じられていますが、本当にすばらしい戦いだったと思います。 私は、ラグビーのことはほとんどわかりませんが、ラグビーW杯における日本代表の戦いぶりをニュースで拝見し、すっかりファンになってしま...
コミュニケーションマネジメント
コミュニケーションのツールと言って、すぐに思いつくのは、メールや電話でしょう。 もしくは、コーチングやティーチングなどの手法でしょうか。 これらのツールは、言葉を話すことに主眼を置いたツールです。 会話によらないコミュニケーションもあります。 今回は、コミュニケーショ...
スコープマネジメント
多くの方が、要件定義に苦労されているようです。 一昔前は、IT化といえば、効率化、省力化が狙いでしたが、最近では、経営とITの融合をテーマに、戦略的IT投資が盛んになっています。 つまり、IT化の目的は多様になり、要求が複雑になっています。 それだけ、要件定義は難しくな...
統合マネジメント
課題の解決策を考えるとき、否定的な側面から考えることがほとんどだと思います。 例えば、不具合が発生したので、不具合が発生しないような対策を考える。 つまり、不具合が発生することは悪いことだ=不具合を否定する。 この考え方は、いたって正常であり、ごく普通のやり方だと思いま...
パレートの法則とは、80:20の法則とも呼ばれていて、20%の原因が80%の影響を与えていることをいいます。 例えば、売り上げの80%は、全顧客の20%の人が購入しているということです。 イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見したことから、パレートの法則と呼ばれて...